【読了】もう、不満は言わない
- 作者: ウィル・ボウエン,高橋由紀子
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2012/05/16
- メディア: 文庫
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攻殻機動隊での一節
世の中に不満があるなら自分を変えろ。 それが嫌なら耳と目を閉じ、 口をつぐんで孤独に暮らせ。 それも嫌なら・・・
不満がある場合は、自分が動いて、いい環境に変えるしかない。今の環境をよくするもよし、それができないのであれば環境を移すことでもよし。口で言っても何も良くならないし、明るい明日にしたいんだったら口を動かす前に行動しようぜってこと。これは自分の行動指針でもあり、そうするように努力して自分を変えてきた。
ただ最近、不満いっちゃってるなと気づいたので改めて気をつけいようと強く望んだ。初心に返って本を手に取った。
所感
不満は負のエネルギーで、ポジティブな言葉に変えることで、人生豊かになるよって話。で、いいなと思ったのは、ブレスレットをして、不満言ったなと思ったら、ブレスレットを右から左にずらす。また言ったと気づいたら、左から右にずらす。これを21日間ずらさずにいられたら、習慣できてるよ!ってところ。人の状態として、4つあると書いてある。
- 気づいていない状態
- 気づく
- 気づいて、意識してコントロールする
- 無意識にできるようになる
このブレスレットは、気づく、コントロールするってところの補助になる。色々なことに応用して実践してみようと思う。ダイエットとかにも!
面白いと思ったこと
本筋とは全く関係ないけど。 このブレスレットは、最初は1つの教会で無料で配ってたらしい。今では世界中で600万配っていて、1日千の注文があるらしい。今ではもっと増えてるかも? 増やそうとしてやったわけではなく、近くの人、または自分を良くしようと思いついたアイディアを実践し、世界中に広まって、人々にいい影響与えたと言うこと。自分もこういうこと出来るような人間になりたいなと思った。 アイデアって思いつくってのは誰でもできるけど、ちゃんと行動にするっていうのには分厚い壁がある。アイデアを大切にして、行動まで繋げよう。
不満を言った時点で思考が止まる
これは結構重要。不平を言うと満足してしまう。そこには改善や工夫をすることができることかもしれない。不平を言うことは逃げである。不平を言うことは思考が停止することである。天気悪いから予定が狂った。最悪だ。ではなく、次からは天気が悪い時のプランも考えておこう!こうすることで、次は幸せになれるはず。
相手の気になる欠点は自分の欠点
あの人のやり方が気になる、気にくわない。こう思った時は自分ではやらないやり方だから。だからこそそこで思考停止せず、なぜそのやり方が気にくわないのかちゃんと考える。逆にそれは自分ができてないこと、できないといけないことかもしれない。
人の行動は変えられない
自分で気づいて、自分で変えようとする意思がないと難しい。無理やりやろうとしても逆効果でしかない。人を変えたいのであれば、まず自分が変わること。リーダーは先頭に立つ。
不満と事実の違い
これ不満かな?と思ったら不満。自分が発した言葉のエネルギー源が負なのか。判断に迷うようであれば不満なのかもしれない。
不満を言葉にしないこと、それだけ
心の中で思う分にはok。むしろ、思ってok。ただしそれを飲み込むのではなく、行動にすること。ただの我慢になってしまう。負を正に変える力を持てると、それはとてもすばらしい人生になる。
不平不満を言う時
- 自尊心を満たそうとするとき。自分がいかに優れているか。
- 同情を買おうとするとき
- 言い訳するとき
ビジョンを考える
ロバート・ケネディ 「今あるものを見て、なぜそうなのかと問う人たちがいる。私はここにないものを見て、なぜそれが無いのだろうと問う。」
どっちに注目するかで、人の行動が変わる。不満に思ったら良くすればいい、無いのであれば作ればいい。それは、ビジョンとなり人々の共感を得て、夢は叶っていくのかもしれない。自分も、もっと高いところに目的、目標を置かないと。常に高いところを目指す。現状に満足してはならない。夢は願わないと叶わない、そして行動しないと叶わない。世界のリーダーと一緒には仕事はできないけど、本を読むことでその経験を少しでもできる。もっと、世界のリーダーは何を考えて何を行ってきたかという本を沢山読む。
ビジョンを考えるときに、やり方は考えない。分けて考える。やり方を一緒に考えだすと、本当に実現したかったことがブレてしまう。 ビジョンを考える時、今起きている問題、過去の出来事について考えるのではなく、将来どうなったらいいか、どうなったら幸せかを考える。
まとめ
過去の行動を振り返りながら本を読みました。かなり恥ずかしい行動が沢山ありました。でも、この本を読むことで気付けたことはとても嬉しく思いました。もっとちゃんとした人間になるぞ。この本のオススメ度は高い。 不満を欲求に変えることができたとき、すべてが変わる