【読了】ザ・ビジョン
- 作者: ケン・ブランチャード,ジェシー・ストーナー,田辺希久子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2004/01/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (30件) を見る
現在の自分にとって、もやってことが結構クリアになったいい本だった。いろいろ悩んでたけど、何を考えればいいかフォーカスできるようになった。管理職になったり、組織を持ったりして、今後どうやっていこうかって悩んでる方に是非読んでいただきたい本でした。 読んだのでメモを残しておく。
1. 未知の世界へ
- ジムのビジョン:愛情あふれる教師であり、誰よりも真実に忠実な人
- 世における善なるものは、凡人の努力の積み重ねでできている。どこを目指すかで変わる。最初から偉大なことを目指すべきだ。
2. 光のなかへ
- 壺に大きな石、小石、砂、水を入れる。時間がないように見えるけど実は隙間がある。ではなく、大切なものは先に入れないと入らなくなる。あなたの人生において大きな石はなんでしょう?
3. ビジョンとは何か
- みんなのやる気を引き出し、自分の仕事は大切だと思わせてくれるリーダー
- 常に高いところを目指すのがリーダー
4. ビジョンの要素1 - 有意義な目的
- 目的とは、自分はなぜこの会社で働いてるのか、自分はなぜ生きているのかを理解するとこ
- 会社の使命は何か、会社の存在意義、顧客のどんなニーズを満たすのか
- 客の視点に立って、自分たちの使命は何かを考える、これを一貫して維持する
- 目的とそれを達成するためのミッションステートメント
- 結果重視のミッション・ステートメント(30分以内にピザ届かなかったら無料みたいな)
- 目的とは、「なぜ」の部分を説明し、「高い理想」を掲げるもの
- ステートメントに込められた意味が大切
- 1.目的とは、組織の存在意義である
- 2.目的とは、単に事業の内容を述べたものではなく、「なぜ」という問いに答えるものである
- 3.目的とは、顧客の視点に立って、その組織の「真の使命」を明らかにしたものである
- 4.偉大な組織は深遠で崇高な「目的」、すなわち社員の意欲をかきたて、やる気を起こさせるような、「有意義な目的」を持っている。
- 5.表面的な言葉づかいより、そこから人々に伝わる「意味」のほうが重要である
5. ビジョンの要素2 - 明確な価値
- 目的は「なぜ」を、価値観は「いかに」を説明するもの
- 価値観とは
- 目的を達成する過程で、同行動するかを示す、ゆるやかなガイドライン
- 自分は何を基準にして、どのように生きていくかに答えるもの
- 価値の内容を具体的にし、どんな行動で価値観を実践できるかわかるもの
- メンバーの価値観と組織の価値観を一致させる
6. ビジョンの要素3 - 未来のイメージ
- ナンバーワンとかではなく、もっと具体的なイメージ、ビジュアライズできるもの
- 未来のイメージとはなにか
- ビジョンと目標の違い
- 目標は達成すればそれでおしまい
- ビジョンは目標達成しても、あらたな目標が生まれる
10. 新たな課題 - ビジョンを現実にする -
- ビジョンを現実に移し替えていくためのポイント
- ビジョンを創造するプロセス
- ビジョンを伝えるプロセス
- ビジョンを実践するプロセス
11. ビジョン創造のプロセス
- ビジョンの創造プロセスは、内容と同じくらい大切
- 一方的に押し付けるのではなく、沢山の人の意見に耳を傾ける
- キング牧師のビジョンも、何千人の人との会話から生まれた
12. ビジョン伝達のプロセス
- 内容が凝縮されたスローガン
- ディズニー「お帰りになるお客様の顔に、六時間、八時間、あるいは一二時間前に入ってきたときと同じ笑顔が浮かんでいるようにすること」
- スティーブ・ジョブズ「すべてのデスクにコンピュータがある」
- ビジョンには時代や環境やステージによって変化していく、たえず話し合っていくことが重要
13. ビジョン実践のプロセス
- ビジョンを達成するには仕組みが必要
- 定期的な価値観の共有
- 目標設定
- 課題を見える化し、愚直にクリアしていく
- そのためには打ち合わせが必要だったり
- ビジョンを実現するためのプロセスが重要
- 予測外のことが起きてもビジョンは生きていけるのか?
14. 勇気
- 成功から意味へ
- 心に余裕ができたら、社会にお返ししよう
- ビジョンとは自分さえ良ければいいものではない
ビジョンとは
- 自分は何者か > 目的
- 何を目指しているか > 未来のイメージ
- 何を基準にして進んでいくのか > 価値基準
- 説得力があるビジョンかのチェックリスト
- 自分たちの使命をはっきりさせてくれるか
- 日々の決断を正しく行っていくための指針になっているか
- 目指すべき未来を目に見えるような形で描いているか
- 永続性があるか
- ライバルにかつだけではなく、崇高なものか
- 数字の力を借りずに、人々に活気を吹き込むことができるか
- あらゆる人の心と精神に訴えかけるか
- ひとりひとりに自分の役割を自覚させるか
宿題
- 自分が目指したいことは何かを常に考える、それがビジョンにつながる
- 心の底から喜べるものは何か、世界に貢献できること
- 感動と情熱を持てること
- 自分が変えたい世界はなにか、SIで辛い思いしてるエンジニアと一緒に新しい未来を作りたい
- 自分の部をどういう方向にしたいのか
- 客が本当に求めていることは何か
- 破壊的創造
- 他社のミッション、目的、ビジョンを調査してみる
- 自分の価値観を理解する、自分が大切にしていること、自分の喜び、生きていることを実感する瞬間
- 人が楽しそうにしているとき、笑顔なとき
- 人がいきいきとなにかに取り組んでいるとき
- 人が辛いときに、それえを一緒に考えるとき
- 人が困っていることを、自分の知識と経験で解決するとき
- アベンジャーズのようなヒーローになりたい
- 高い専門性と高い柔軟性を持って対応する
- 私にたんで良かったと思えるような行動をします
- 構築子会社を作っている自分をイメージする
自分のビジョン
- お客様から依頼してよかったと言われるようなサービスを提供する
- お客様と共に成長していける関係を気づく
- 生き生きと、みんなが夢を求めて行動できる環境を提供したい
- 壊したくないこと、絶対したくないことは、社員が笑顔で働けなること、逆にいうと笑顔で仕事ができる環境にしたい。人生において、この会社で働けてよかったなと思ってもらいたい
まとめ
自分に何が足りないかわかった。まず、自分が持っている人生の目的や、価値観を考えられていなかった。自分のことがわからなければ、周りのこともわからないし、自分が所属する組織に対して自分の思いを反映することができない。まずは、自分の人生の目的、人生における価値観を深く考えていく必要がある。 それは、自分の実現したい未来に必要だし、これがあることで自分が目指すべき組織に近づけるという確信をもった。