【読了】一番よくわかる総務・労務・経理基本と実務
- 発売日: 2014/02/07
- メディア: Kindle版
読みました。ざっくりですが、総務・労務・経理についてインプットしました。 法律とか経理とか、ぼんやりしかわかってなかったのですが、ある程度把握しましたが、細かいところはやっぱり専門家に任せないと難しい分野だなーと思いました。いつもお世話になってるチームには感謝です。
会社と法律
- 法律の把握は総務の大切な仕事:契約関連性、登記など
- 株主総会:1年の活動結果を株主に報告する
- 過半数の株を持っているものは、すべてを決定できる
- 営業・開発の部門に対し、雑務から解放し本業に集中してもらうことが総務の重要な仕事。また、社外の関係者と良好な関係を保ち。発展させる役割もある
- 総務の主な業務
- 印鑑の種類
- 代表印刷(法務局に届けたもの)、銀行印(口座開設時のもの)、角印(見積・注文などに利用する)、ゴム印(業務効率化のための印鑑、例えば会社名と住所が記載されたもの)
- 許認可
- 情報管理
- 情報流出防止(パスワード、アクセス管理、社外持ち出し)
- バックアップ取得
- ウィルス対策
- メール誤送信対策
- 取引先の倒産
物品管理とサービス
- 従業員が業務に集中できるように、物品管理・環境整備を行う総務の欠かせない仕事
- 印刷発注完了(会社案内、車名入り封筒、ファックス、見積書、請求書、納品書、注文書、名刺など)
- 文書管理・破棄、法律で保存年数が決まりがある
- 郵便物・宅配物管理
- 取引先・従業員名簿の管理
- データのバックアップ
- リースと購入:リースの場合は初期費用が安くなる(月額費用の支払い)だがトータルコストは高めになる。税務処理も購入時は減価償却など方法が変わってくる。
- 社用車の管理と安全対策
- 社宅・社員寮の管理(会社負担の金額により所得税が社員に発生する場合もあるので注意、50%程度が目安)
- 社内外の慶弔に関する規定(冠婚葬祭・中元歳暮・見舞金など)
- 社内外の行事やイベント開催
人材管理
- 労務・人事の役割:事業と従業員の業務・能力を結びつけて、業績の最大化を目指す
- 人材の採用と配置、教育、評価制度管理
- 社会保険、労働保険、雇用契約、入社契約書、就業規則、給与規定
- 人材募集、面接、採用
- 就業規則:会社の法律
- 給与規定:基本給、各種手当て、賞与
- 労働時間、休日、休暇ルール
- 雇用契約:採用時の契約
- 勤怠管理
- 人事考課
- 懲罰制度:訓戒、減給、出勤停止、油脂解雇、懲戒解雇
- 福利厚生
- 労働契約の終了、退職
保険業務
- 社会保険:健康保険(治療入院などの医療保険、40-65歳は介護保険が追加)、厚生年金保険
- 労働保険:雇用保険(失業者した際の給付、失業保険と呼ばれる)、労災保険(業務上で怪我や入院の際の費用、休業補償の給付)
経理の基本
- 財産・利益を把握し、今後の計画を立てる
- PL、BS、CS、資金繰表、決算書
- 税金:法人税、法人住民税、法人事業税、消費税
- 手形:期日と場所、金額の支払いを約束する証書。現金化には数日かかる。急な現金化には割引手形(銀行へ利息払う)、裏書手形
- 小切手:金額を支払うことを約束する証書。銀行などで現金化
- 資金調達:融資と出資、出資は一般的に返済や利息支払いが不要。社債。
記帳の基本
- 仕分け:資産、負債、収益、費用、純資産
- 現金管理:小口現金
- 証憑(しょうひょう):取引における書類
- 見積書:数量や仕様、条件、金額などについて記載
- 注文書:買い手が注文に同意したことを示す(個別契約)
- 納品書:注文書の通り納品したことを伝える。書いてはこれをベースに研修する
- 請求書:代金を請求する
- 領収証:代金を受領したことを示す
- 税法で7年、会社法では10年保存するように決まっている
給与計算
- 総支給額計算:基本給、住宅手当、交通費など
- 控除項目計算:社会保険、雇用保険、所得税、住民税など
- 給与明細。源泉徴収書作成
- 時間外勤務、深夜勤務、休日勤務
- 年末調整
- 会計参与:社内役員として、公認会計士や税理士の資格を有する専門家として会社の決算内容に責任を持つ。正確性と信頼性を高められる。